性能への取り組み
私たちの住んでいる地域柄、性能に関しては妥協できない部分にはなりますが、性能面やメリット・デメリットを説明し、過剰にならないように予算とのバランスを考慮しご提案をしています。
また、熱損失の大きい窓に関しては、トリプルガラスを標準仕様としています。
近年では夏の猛暑の影響もあり、日射隠蔽の観点からシェードなどを用いて強い日差しを遮る提案もしています。
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断熱性能
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断熱等級とは、住宅の断熱性能がどのくらいかを示す指標です。
国土交通省が制定した「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」において設けられたものであり、等級は1~7の7段階あり、数値が大きいほど断熱性が高いことを示します。断熱等級は「UA値」と「n AC値」の2つの数値で決定されます。
UA値は、室内と外気の熱の出入りのしやすさを示し、「n AC値」は、太陽からの日射熱の室内への入りやすさを示します。
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01
新築工事で使用している断熱材
現場発泡ウレタン等は使用せず、製品化された断熱材を使用します。
発泡ウレタンは季節や温度、湿度、施工者によるムラ、均一性の取れない厚みなどのデメリットがあります。-
ネオマフォーム
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アキレス Q1ボード
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ポリスチレンフォーム3種
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スーパーウォール
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02
リフォーム工事で使用している断熱材
簡易的な工事の場合には、気密の取りやすさの観点から
発泡ウレタンや外張り断熱のどちらかを推奨しています。-
硬質ウレタンフォーム
(充填の場合) -
アキレス Q1ボード
(外張りの場合)
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気密性能
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断熱工事、換気等の外部スリーブ工事、電気外部貫通部工事、外部建具工事が完了した時点で気密測定を実施しています。
C値、n値を測定
C値0.1を目標に平均0.2C値とは、住宅における相当隙間面積のことであり、数値が小さいほど優れた気密性をもつ建物と言えます。
例)気密性に配慮していない一般的な住宅のC値:10c㎡/㎡ 程度
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弊社ではC値 0.2c㎡/㎡を切るレベルの高気密性を誇る住宅を建てています。
C値にこだわる理由
光熱費シミュレーションソフトを使用しているため、なるべくそのシミュレーション結果が近似値になるようにC値ゼロに近づけています。
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換気システム
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ダクト式熱交換換気に比べて換気経路やダクト内部の埃溜まりを懸念することなく、プランニングが可能となりました。
コスト面でも削減することが出来ますが、トイレ、脱衣、シューズクローク、食品庫等には別で換気を設けています。
あくまでも標準仕様の為、全館空調をご希望の方にも対応可能です。
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暖房
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佐久地域は冬の寒さが非常に厳しく、最低気温がマイナス10℃を下回ることも珍しくありません。そういったことも踏まえると暖房性能は非常に大切です。
弊社標準仕様:床下エアコン+壁付エアコン2台設置- *床下エアコンについて、弊社仕様ではメーカー保証がつきませんので、同意をいただいた上での施工となります。
- *壁付エアコン2台について、冷房用と補助暖房用となります。
全館空調設備のコストを考えるとメンテナンス費用やイニシャルコストを抑え、躯体性能を良くすることでランニングコストを抑えられると考えています。
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耐震・耐風
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耐震等級3相当、耐風等級2相当を基準にプランニング
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構造
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木造在来工法のハイブリッド工法。
万が一の漏水や結露被害を防ぐため、外壁面材を使用し、遮熱、防水、防湿シートを。
窓回りには防水シートを正しく施工しています。
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基礎構造
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基礎一体打設とは、ベースと立ち上がり部を同時にコンクリートで打設する工法です。
これにより、打ち継ぎのない一体の基礎ができます。以下のようなメリットがあります
- ・強度・止水
- ・防蟻
- ・外周基礎表面の美観に優れます
- ・工期短縮につながります
- ・コールドジョイントやひび割れの発生を防ぎます
- ・地震に対する耐久性が高まります
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